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東北FtM / GIDに関する情報・記事と東北のGID事情を綴るブログです。山形セクマイ交流会サークル『ばりおす』はこちら→http://ameblo.jp/variously0619/

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GIDのお勉強 ~戸籍の性別を変更をするには?~

GIDに関わる法律を、中・高校生でもなるべくわかり易いように解説しています。

今回は戸籍の性別を変更する方法です。



◇戸籍上の性別はどうやったら変えられる?

日本では法律※1で、ある一定の条件をクリアすれば、戸籍上の性別を変更できるとされています。
では、その条件とはなんでしょうか?

条件は、大きくわけて3つあります。


1.法律の定めた『性同一性障害者』であること

性同一性障害はTV、TG、TSなど色々ありますが、"法律上"の『性同一性障害』とは、

・身体の性別は生まれたときからはっきりしているけど、心理的には生まれつきの身体の性別と正反対の性別だ、という人のこと。
・その上、その『反対の性別だ』という確信をずっと持っていて、自分を社会的にも身体的にも、反対の性別に適合させたい(変えたい)と望む人

のことを言います。
法律で性別を変えるには、この『性同一性障害者』でなければなりません
加えて、

・性同一性障害についての専門的な知識と経験を持ったお医者さん二人以上に、「性同一性障害だ」と診断されている

ことが必要になります。



2.条件をクリアしていること

法律では性同一性障害者である人の中で、以下の条件を全部クリアしている人のみが性別を変更する申立※2をすることができます。

(1)20歳以上であること
 (例:19歳→× 20歳→○ 20歳より上→○)

(2)今現在、結婚していないこと
 (例:FtMだけど、女性として男性と結婚している→× MtFだけど、男性として女性と結婚している→× 結婚したけど離婚している→○)

(3)今現在、自分に『未成年(20歳未満)の子ども』がいないこと
(FtMだけど事情があり、今年子どもを産んだ→× MtFだけど事情があり、女性と結婚して今年子どもが生まれた→×)

ただし、子どもが成人(20歳になる)した場合、変更することが可能になります

(4)生殖腺を手術でとるか、ずっと機能しない状態であること


生殖腺とは、男性の身体なら精巣・女性の身体なら卵巣のことを言います。
ですが性別変更のときには女性の身体の場合、子宮も含まれるようです。
『あるのにずっと機能しない』ということはなかなかないことなので、それぞれを手術でとることが条件になります。
まとめると、『男性の身体なら精巣を、女性の身体なら卵巣+子宮を手術でとること』、となります。

(5)変更する性別の性器に似た性器の見た目であること

例えば男性→女性の場合、睾丸と陰茎(ペニス)をなくし、外陰部形成(小陰唇・大陰唇を作る)などの手術で女性器の見た目にする必要があります。

女性→男性の場合は、陰茎を作らなくても性別変更が可能です。
これは男性器を手術で作るのがなかなか難しいこと、ホルモン治療をすると陰核が少しだけ大きくなって、とても小さな陰茎のようになること、などが理由です。※3
男性→女性の場合は、膣を作らなくとも性別変更が可能です。


3.家庭裁判所に申立※2をする

戸籍は、身体を変えただけで勝手に変わってくれるわけではありません。
家庭裁判所※4に、『性別の取扱いの変更』の申立をする必要があります。

申立をするには、必要な書類や資料を、決められた家庭裁判所に提出しなければいけません。
どんな書類が必要なのかは、こちらを読んでみて下さい。

家庭裁判所の審判で、性別の変更が認められれば、自動的に戸籍の性別が変わることになります。



※1
平成15年7月16日法律第111号 性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律

※2
この場合は、裁判所に「○○してください!」と申し込むことを言います。
申し込まれた裁判所は、条件や内容から許可する・しないを判断する"審判"というものをしなければなりません。
一定の手続きを経て、後日審判の結果が、申立した人に知らされます。

※3
陰茎を作る手術自体はありますし、することができます。
この場合、手術をした方がしないものよりも戸籍変更が許可されやすくなる可能性は高いでしょう。

※4
家庭裁判所とは、普通の裁判所とは違う専門の裁判所です。大きく分けると家族(結婚・離婚・子どもなど)や戸籍に関する法律問題や、悪いことをしてしまった少年(未成年者)について様々な判断をします。



- てんとう -

| 戸籍関係(名の変更/性別変更) | 15:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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戸籍・名の変更または性別変更手続き

戸籍の『名前の変更』『性別変更』の手続きについて、いくつか参照できるHPをご紹介します。


>>裁判所HP

 裁判所のHPです。
戸籍上の名前の変更、または性別の変更は『家庭裁判所』という裁判所で『家事事件』として『審判』されます。

名前の変更は『名の変更許可』申立(もうしたて)、
性別の変更は『性別の取扱いの変更』申立、

を行い、裁判所は必要な情報を元に「許可するか否か」を判断します。

以下、関連部分を抜粋して掲載します。


・名の変更許可
http://www.courts.go.jp/saiban/syurui_kazi/kazi_06_20/index.html

・性別の取扱いの変更
http://www.courts.go.jp/saiban/syurui_kazi/kazi_06_23/index.html

・即時抗告
http://www.courts.go.jp/saiban/syurui_kazi/kazi_05_2/index.html

・裁判手続 家事事件Q&A/「審判とはどのようなものですか。」
http://www.courts.go.jp/saiban/qa_kazi/qa_kazi02/index.html

・裁判所の管轄区域表
http://www.courts.go.jp/saiban/kankatu/index.html

・各種パンフレット/家事事件のしおり(※PDFファイルです)
http://www.courts.go.jp/vcms_lf/kaji240308.pdf


 尚、家庭裁判所に直接お邪魔して問い合わせをすることも可能です。
家事手続案内
(私10十の場合は職員の方に丁寧に教えて頂きました。)

また、電話による相談窓口もあるそうなのでこちらを利用するのも良いかと存じます。
電話による家事手続情報サービスのご案内



>>性同一性障害による戸籍(名前、性別)の変更
http://gidkanazawa.web.fc2.com/

gid.jp金沢の浅野杏子様制作のページです。
(掲載にはご本人に許可を頂きました。ありがとうございます。)

HPには戸籍の変更を『名前』と『性別』に分けて、手順や方法、必要な書類、また該当する法律の条文などを詳細に載せていらっしゃいます。

内容は文字だけなので人によっては苦手だったり、また「手続きさえできれば法律は参照しなくてもいい」という方には少し向かない可能性もあります。

しかしながらその詳細さと正確さ、加えて裁判所から許可が出た後の行政機関や各種生活に関わる機関における手続きについてもケアされているので、とても素晴らしいサイト様です。



- てんとう -

| 戸籍関係(名の変更/性別変更) | 22:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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